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筑波宇宙センターへ行ってきました~♪ [催し物]

H-Ⅱロケット

大きいですね。

旧宇宙開発事業団(現JAXA)が10年もの歳月をかけて開発した純国産ロケットです。

世界の主要ロケットに肩を並べる打ち上げ能力と性能を持っており、

このロケットにより、日本の大型ロケット自主技術が確立しました。

筑波宇宙センターは茨城県つくば市にあります。

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後ろから見たロケットエンジン

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常設展示館の スペースドーム をくまなく見てきました。

予約不要の無料見学施設です。

夏休みも終盤なので、大勢の団体客(中学生?)や家族連れで混んでいましたね。

理系・工学離れが進んでいる子供達、何か得るものがあったかな。

説明文は展示物の案内板から引用しました。

まず、入り口正面で目に飛び込んできたのは丸い地球

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人工衛星による宇宙利用エリア

マモルホシ
オープニングビデオです。
大画面が動くので宇宙へ行ったような気分になります。

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youtubeで見つけました。




技術試験衛星「きく」シリーズ 
「きく」は旧宇宙開発事業団による初めての人工衛星です。
「きく2号」はわが国最初の静止衛星で自国のロケットで静止衛星を打ち上げたのは
米国、旧ソ連に次ぎ3番目。
「きく」シリーズによって人工衛星の基本的な技術を習得し宇宙技術の開発に寄与してきました。

写真は「きく7号」
打ち上げ後、軌道上で自動操縦により分離から離脱、再接近からドッキングまでを行い、
世界最高水準の技術を実証しました。
この技術は宇宙ステーション補給機や「きぼう」日本実験棟のロボットアームへと引き継がれています。

人工衛星を覆っているサーマルブランケット
宇宙の温度差は-130℃~+130℃にもなるのでサーマルブランケットという断熱材で覆っています。

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実験用中型放送衛星「ゆり」
日本の放送衛星の第1号機。
衛星放送のない時代、山間部や離島できれいにテレビを見るのは難しいことでした。

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おなじみの気象衛星「ひまわり」
30年も前に打ち上げられた「ひまわり」は現在6号と7号が運用中です。
現在の気象衛星は運輸多目的衛星と呼ばれ、航空管制等の機能も併せ持った衛星として、
国土交通省が運用しています。

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データ中継技術衛星「こだま」
宇宙空間でのデータリレー。
地上と宇宙をガッチリつなぎ、長時間の衛星通信を可能にします。

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超高速インターネット衛星「きずな」

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技術試験衛星「きく8号」
「きく8号」はアンテナを広げると縦40m横40mもある世界最大級の静止衛星です。
携帯電話が圏外や災害で使えないよいな時も確実に通信ができる技術、
カーナビに代表される衛星による測位を正確に便利にするための技術を開発しています。
安全で豊かなくらしが目的です。

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温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」
「いぶき」は二酸化炭素やメタンなど温室効果ガスの観測を目的とする
JAXA、環境省、国立環境研究所の共同プロジェクトです。

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陸域観測技術衛生「だいち」
「だいち」の質量は約4トンの大型衛星です。
地表を観測するセンサーは次の3種類を搭載しています。
①バンクロマチック立体視センサ
②高性能可視近赤外線放射計2型
③フェースドアレイ方式Lバンド合成開口レーダー

良く分かりません。
近年アマゾンの森林伐採が問題になっていますが、「だいち」による森林破壊の監視を行っています。

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有人・宇宙環境利用エリア

宇宙ステーション補給機(HTV)は「宇宙の宅配便」、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を届けます。
国際宇宙ステーションで暮らす宇宙飛行士たちに物資を運びます。
HTVは年1回のペースで打ち上げられ、2010年に退役したスペースシャトルに替わり、
ISSへ物資を補給することで国際貢献していきます。
現在のところ無人の宇宙船のHTVですが、将来は有人輸送機に発展する可能性もあります。

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「きぼう」日本実験棟の船内実験室

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「きぼう」ロボットアーム制御ラックを船内実験室へ移設する星出宇宙飛行士

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「きぼう」から船外を望む

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ロケット・輸送システムエリア

歴代ロケットが勢揃い
20分の1スケールモデルを中心に紹介しています。

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燃焼試験で使われた本物のLE-7A、LE-5ロケットエンジンを展示しています。

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宇宙科学研究・月惑星探査エリア

月周回衛星「かぐや」
アポロ計画以来、最大規模の月探査。いまだに謎の多い月の起源と進化に迫ります。

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月の模型

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小惑星探査機「はやぶさ2」
「はやぶさ」の後継機、その目的はC型の小惑星を探査し、サンプルを持ち帰ること。
地球誕生の謎に加え、海の水の起源や生命の原材料となった有機物の起源を探る、
それが「はやぶさ2」が目指していることなのです。

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宇宙服は小さな宇宙船、約8時間宇宙空間で活動ができます。

お薦め撮影スポット、背面から顔を出すことが出来ます。

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ほかにガイドさんが案内してくれる見学ツアーもあります。
これには事前予約が必要です。

①宇宙飛行士コース
  宇宙飛行士養成エリアの見学など
②宇宙ステーションコース
  「きぼう」運用管制室の見学など
③ロケットコース
  ロケット音響体験ができます。



NASA作成ISS長期滞在ミッションポスター

上空約400Kmの軌道上にある国際宇宙ステーションは肉眼で見ることができます。
         ↓
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

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天気予報、衛星放送、GPS、地球観測など本当に身近ですね。

あらためて人工衛星からの恩恵を受けていることを実感した見学でした。

持ち込み飲食ができるフリースペースがありましたね。

ご家族連れで訪れてみてはいかがですか。


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