SSブログ

干し柿作り [料理]

今日のマイカテゴリーは「料理」になります。(笑)

渋柿を購入、皮を剥き、熱湯消毒を行い、ヒモで縛り、吊るすなどの一連の作業です。
我が家では軒先ではなく、カーポートの内側に干しています。
今年は例年になく寒い冬になりそうです。
北風が強く吹き、カビも発生しないようなので上手く出来るかも知れません。

渋柿選び
八百屋さんの話では、種類は「蜂屋の柿」よりも、「百目柿」のほうが品が良いそうです。
大きい柿なので値段もけっこうしますね。
干し柿は小さい柿のほうが作りやすいですが、
大きい干し柿が、うまくできたときの喜びと味は格別です。

ところが、今年は渋柿が手に入らないのです。
ネット販売で検索しても、全て販売終了となっています。
今年は干し柿作りができないとあきらめていましたが、

ありました
えひめ中央JAの「あたご柿」10Kgです。34個入っていました。
あたご柿(愛宕柿)は全国的にも珍しい柿で、釣り鐘状で先が細くなった形が特徴です。

IMG_0961.jpg      IMG_0957.jpg


皮むきと熱湯消毒
購入した渋柿の枝はT字型になっています。
まず、包丁で皮をむきます。
へたを丁寧に取り除く
と仕上がりが綺麗になります。
ビニールの紐でT字型の枝を縛ります。
T字型の枝が取れてしまっている場合は、竹串を刺し両端を紐で縛ります。
縛り終わったら、カビの発生を防ぐために約10秒間熱湯消毒を行います。

IMG_0966.jpg


乾燥
北国では、冷たい北風が吹くようになってから吊るすそうですが、
暖かい地方では、柿の表面を乾燥機や温風ヒーターで乾燥させます。
これがコツです。表面を乾燥させることにより、カビの発生を防ぐことができます。
今年は寒いので、この辺ではそのままで大丈夫そうです。

IMG_0972.jpg


吊るす
1本の紐に2個を縛ってあるので、柿どおしが触れないように吊るします。
絶対に雨に濡らしてはいけません。
前に、雨に濡らし大失敗したことがあります。
一度でも濡らした場合は自然乾燥しても元に戻りません。
そのうちボダッボダッと落ちてしまいます。折角作ったのにガッカリしますね。

IMG_0968.jpg


手で揉む 
時々、出来具合を観察し表面が乾いていて、中身が硬そうだったら手で揉みほぐします。
種が入っていてもそのままで良いです。
食べているときに面倒でも取り除きましょう。

IMG_0963.jpg


食べごろ 
出来具合を見るのは、試食することです。
これで、外見から何とか出来具合が解るようになります。
部分部分に渋みが残っていれば、干し足りないので干し続けます。
白い粉をつけた黒っぽい干し柿より、ダイダイ色のあんぽ柿風のほうが
柔らかで美味しいです。
いや失礼。好みは人それぞれですね。

無写真ロゴ.jpg


干し柿なます
ようやく料理のジャンルらしくなりました。料理写真がないのが残念です。
干し柿の種を取り、食べやすい適当な大きさに切ります。
だいこんは千切りし、軽く塩で揉んでおきます。あとで絞ります。
両方を合わせ、三杯酢をかけて出来上がりです。

no image.gif



憎っくきモズ
チョット衝撃的な写真ですが、あっという間にやられてしまいました。
何年もの間干し柿を作っていますが、モズにかじられたのは初めてです。
私の幼い頃は、熟した渋柿を木の上で突っついでいたように記憶しています。
熟していない渋柿は彼らにとって、渋くはないのでしょうか。
防鳥ネットがないので、とりあえずビニールマルチで覆いました。

IMG_0973.jpg    IMG_0974.jpg


nice!(21)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 21

コメント 10

hirochiki

干し柿は、親戚の方が作っていて毎年いただいています。
食べごろになったら、是非写真のアップをお願いします。
by hirochiki (2012-12-14 05:26) 

久慈川鮎

hirochikiさん おはようございます。
モズに干し柿をかじられガッカリしました。想定外です~
食べごろは1月ですね(^^)
by 久慈川鮎 (2012-12-14 07:29) 

獏

やはり鳥が大敵ですね。。。

by 獏 (2012-12-14 08:10) 

久慈川鮎

まぁー 少ししかかじられていないので、
我慢しましょうか(^^;)
by 久慈川鮎 (2012-12-14 08:36) 

cafelamama

干し柿づくり、いいですね。
渋柿は、箱で売られてるんですね。知りませんでした。
先日、郡山の磐梯熱海方面に行ったとき、
農道沿いに渋柿がたくさん成っていました。
枝が垂れ下がって地上30㎝ぐらいのところにもなっています。
出荷用に栽培しているんでしょうか。
思わずクルマをとめて失敬したくなるほどでした。

by cafelamama (2012-12-15 14:12) 

久慈川鮎

柿の木は登ると折れやすく、高所に生り、
危ないので、価格が高いそうです。
また、放射能の影響で干し柿を作らないのでは?
おそらく、出荷しないでそのままです。
小さい頃、柿は八百屋さんから買うものではなく、
失敬して食べていました。
時効ですね~(^^;)
by 久慈川鮎 (2012-12-15 18:22) 

macinu

いいですね~!!手作り干し柿~!!ねっとり感が出るまで楽しみですね~!
by macinu (2012-12-16 10:31) 

久慈川鮎

モズにかじられてしまいました。大変ショックです。
そのまま続けて干してみます(^^;)
by 久慈川鮎 (2012-12-16 10:36) 

さきしなのてるりん

同じ柿なのに、おそがけ(遅く)に干したほうは赤いあんぼ状態になったのです。今年、初めて知りました。それにしてもきれいに剥きますねぇ。
by さきしなのてるりん (2012-12-19 22:35) 

久慈川鮎

やはり、寒さと北風が影響するのでしょう。
物を作るのにも自然のタイミングが要りますね(^^)
by 久慈川鮎 (2012-12-20 07:08) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0